CNET: マイクロソフト、RSSを強力にプッシュ–IEとWindowsでサポートへ
Microsoftは米国時間24日、次期バージョンのInternet Explorer(IE)と来年登場予定の次期Windows「Longhorn」に、RSSサポート機能を組み込むことを明らかにした。
今後のインターネットのキャスティングボードになる技術としてRSSに着目し、ブラウザとOSにRSSを統合させていくようです。
RSSフィードを取得してサイトに訪問せずにコンテンツを読む機能は、すでにFirefoxでは拡張機能として搭載されています。また、先日発売されたAppleのMacOSX 10.4のSafariにも同様の機能が装備されています。また、ブラウザとは別に、RSSリーダーソフトもあります。
Microsoftはこれらの陣営に対して若干遅れをとっている感がありますが、それでも依然として圧倒的なシェアを誇る同社が、RSSを標準サポートするとコミットしたことは、大きな影響を与えると思います。
例えば、記事で紹介されているように
既報の通り、MicrosoftはRSSの仕様を拡張し、順番付きリストをサポートするよう提案を行っているが、これが実現すれば、電子商取引サイトなどが頻繁に更新されるベストセラー商品の情報を簡単に配信できるようになる。
といったサイト運営ができるようになります。
一方で、RSSによって受動的に情報が配信されるようになると、
- 見出しやリード文
- 文章の可読性
が問われるようになります。一度、ブラウザかRSSソフトでご覧頂くとわかりやすいのですが、例えばブログですと、サイトを訪問する読むのと違い、タイトルを一瞥して興味を引くかどうかによって、読むか読まないと判断される可能性もあります。
また、RSSリーダーやブラウザでRSSフィードを取得して読むと、文章が最後まで表示されない場合もあります。文章が最後まで表示されないと、続きはそのサイトへ訪問して読みます。それらの行為は、RSSフィードを購読しているユーザーによっては、煩わしく感じる時もあります。
RSSをひとつのプロモーションチャネルとして考えるならば、CMSを利用してないサイトも今後は、RSSを育成するようにサイトを変更していかないといけないのかもしれませんね。また、それにあわせて、RSSリーダー用のユーザビリティやライティングも考慮していく必要があるのではないでしょうか。