金曜日、お世話になっている方から「バックアップシステム構築」の相談を受ける。最初、RAIDはどうかと尋ねられたが、必要とする技術的知識を説明すると敷居が高いらしい。たしかにクラッシュは忘れた頃にやってくる。私も今年、HDDが1個、PowerBook G4が2回クラッシュした。要点は、
- システム(特に業務用アプリケーション)+データをバックアップしたい
- 想定するクラッシュはHDDのみ(今のところMBやCPUをのぞく)
- できる限り手間をかけずにスケジュール化したい
の3点。で、PCとPC周辺機器はまさにドッグイヤー。昨年のシステムより安価に便利に構築できるなんてザラ。というわけで、下記がオススメかと。もっと安くできる方法はある。あとはお金と手間をどこまでかけらるかのトレードオフ。
■ハードウェア
I-O DATA ギガビット対応 LAN接続ハードディスク「Giga LANDISK」300GB HDL-GX300
■ソフトウェア
ハードとソフトのよい点は後回しにして、とりあえず、「私ならこう使う」的レビューを。
Acronis True Image 9.0を使って、「ハードディスク上のシステムとデータを丸ごと1つのファイルに保存」する。その保存先にGiga LANDISKを指定。保存→指定→バックアップの作業をスケジュール機能で全自動化。そうすれば毎日決まった時間にGiga LANDISKに保存してくれる。
あとGiga LANDISKを保存用HDDだけに使うにはもったいないので、ちょっとしたデータ保存にも使う。資金的余裕があるなら、さらに外付けHDDを購入してGiga LANDISKに接続する。そしてGiga LANDISKと外付けHDDをミラーリング。これも自動化。
まぁ、これでほぼ完璧(と思う)。完璧は語弊か。とまれ、よほどの同時クラッシュがないかぎり復旧は容易なはず。怖いのはMBやCPUの故障ぐらい。それは分散化になるので位相が違う。
で、なぜ上のようなバックアップシステムが構築できるか?その回答として、Giga LANDISKとAcronis True Image 9.0が重宝する理由。
Giga LANDISKがよい点。
- 外付eSATAハードディスクとのミラーリング機能でデータ保守性が向上
- Giga LANDSIKにeSATA接続HDD(HDC-UX)を接続して、ミラーリング環境を構築することが可能
- スケジュールパトロールリード機能により、定期的にミラーリングを構成するディスクに、故障箇所がないかチェック
とにかく、ローカルのPCをまるごとバックアップできるし、もし容量が足りないなら、Giga LANDISKに直接外付けHDDを接続できる。かつ、そのHDDとミラーリングできる。
Acronis True Image 9.0がよい点。
- CDから起動すれば、Windowsが起動しない状況でもバックアップが可能
- スケジューラによる自動バックアップ
- バックグラウンドでバックアップ(Windowsで他の作業をしながらバックアップが可能です。
- 外付けハードディスク、CD-R/RW、ネットワークドライブなど様々なインターフェースに対応
ご検討あれ。