感想文#3につづき、最後にお二人の感想文(衛生士の藤林です , 衛生士の谷口です)をいただいたじぶんの気持ちをまとめてみたいと思います。結論から述べますと、「ハモる」って大切だなぁと再確認しました。唐突に「ハモる」と書いてもの何のことやらですので、例のごとく他人の叡智を剽窃してみます。じぶんで考える能力を持ち合わせていないご容赦を(笑)
さきごろ、内田樹先生の 『私の身体は頭がいい (文春文庫)』 内田 樹 が文庫化されました。2003年に出版された単行本です。で、さっそく手持ちの単行本を捨てるために文庫化された本書を再購入し、良い機会なので再読しました(といってもふだんからページをつらつらめくっているのですが…..)。そこに次の一節があります。
なぜ「自分がいちばんしたいこと」だけを選択して半世紀生きてきたら、レヴィナスを読み、合気道を稽古し、能楽を習うことになったのか、その理由がようやくこの年になってだんだん分かってきた。
すべては最終的には同じところに収斂する。
私が稽古していることすべて「他者から送られる響きを聴き取る」というただひとつのみぶりに集約される。
「他者」という概念が人間的水準で意味を持つためには、「他者から送られる響きを聴き取る」という経験が身体的にどのようなものかを知らなければならない。P.290-291