
恋ノチカラ4巻セット
—–この世に生まれて三十年と六ヶ月十九日。もう恋をすることなんてないだろうと思っていた。
ドラマの冒頭に流れるテロップ。これがコンセプト。先日再放送していたので全話録画 😀
もう何度目だろう。今回は、「すみからすみまで見てみたい」と思い録画した。
何度観ても胸にジ〜ンとくる。役者さんの「顔」がステキ。なによりプロットが単純、でもセリフが突き刺さってくる。キャスティングのほとんどがかぶるやまとなでしこにも有名なキャッチがある。「今日は、たった一人の人に出会えたような気がする」 by神野桜子(松嶋菜々子)。その最終話では
わたしには見えるんです。20年後のあなたが。 残念ながら、あなたのそばにいるとわたしは幸せなんです。
なんて名セリフがとびだし、「残念ながら」が一風かわっている。思えば、プロットがよく似た101回目のプロポーズでは、真壁芳之(長谷川初範)の次の言葉を矢吹薫(浅野温子)が忘れられず、星野達郎(武田鉄矢)がトラックにつっこむ名シーンを生み出した 🙁
ボクは誓うよ。50年後の君を、いまと変わらず愛することを。
男女七人秋物語や金曜日の妻たちへにも心に残るセリフがたくさんある。実家に帰ったら録画したビデオライブラリーを引っ張り出す。これまで両手足をこえるほど観てきた。
プロットがシンプルであればわかりやすい。だが「わかりやすい」だけなら、「何か」を残せないと思う。そこに「(考えぬいた)セリフ」が付加され、それを象徴する「映像」を演出できたとき異彩を放つ。かりにプロットがミミクリーであってもオリジナルが宿るのじゃないかな :8
リアルなマネジメントもウェブのマーケティングも同じ(だと思う)。